原作:杉田智和・御立弾 シナリオ:熊川貴族 イラスト:哉ヰ涼 発売日:2010年12月30日 (コミケ2日目 西れー55b ) サイズ:B5(本作は小説です) ページ数:約80ページに訂正←100 価格:1000円 ――天地と共に生きる者よ、 汝の名を名乗れ。 失踪した兄、御月大河の行方を追い求め、 必死の思いで月英学園へと入学した御月英理。 彼女が夜の学園で遭遇したのは、 異形の存在“ハザード”だった。 人の形をした醜悪な怪物と、抗う学生たち。 はたして、この闘いの果てにある真実とは……? |
■登場人物■
(以下のキャラクターデザインはあくまで開発初期のデザイン案であり、
実際の製品版のものとは異なる場合があります)
御月 英理(ミヅキ エイリ)
名門・月英学園に入学した主人公。 九頭龍と呼ばれる由緒正しい家柄の出身だが、才能の平凡さを自覚している。 失踪した兄の行方を追う内に、非現実的な事件に巻き込まれることに。 周囲に理想論者と揶揄され、本人も理想に現実が追いつかない事に苛立ち、悲観的な言動に出てしまう。 誤解を受けやすいタイプだが、本人と接する内に理解が深まっていく。 兄を敬愛しており、依存化傾向が強い。 |
御月 大河(ミヅキ タイガ)
英理の兄。 文武両道で誰からも好かれていた月英学園の生徒会長。 学園の英雄の証である制服、通称「蒼服」を授与される直前に謎の失踪を遂げる。 自分よりも他者の幸せの為に尽力する姿は、強く人心を掴む。 |
御月 ユウキ(ミヅキ ユウキ)
英理の弟。 幼い頃より神童と称され、不甲斐ない英理に代わって強い期待を寄せられていた。 しかし、慢心と強い選民思想が彼を歪め、小学校高学年から引き篭もり、インターネットを駆使した悪行に快楽を得始める。 大河を尊敬しているが、失踪のショックは彼の世界への絶望をさらに加速させる事に。 |
麻生 さつき(アソウ サツキ)
グリグリメガネをかけたクラスメイト。 英理の数少ない友人のひとり。 騒がしくも明るい性格で常に英理を元気づけようとする。 しかし、時折見せる影を背負った態度が彼女の本質なのかもしれない……? 姉の明(めい)には怯えつつも距離を近づけたい本心を抱えている。 会計補佐見習い、という形で生徒会に籍を置いている。 |
瀬川 まりあ(セガワ マリア)
英理のクラスメイトで、かつ小学校時代からの幼馴染。 傲岸不遜を地でいく少女で、意にそぐわない人間には敵意をむき出しにする。 英理の家柄や才能と煮え切らない態度に嫉妬し、常に言いがかりをつけ邪魔をしてくる。 自分を慕う人間には優しく、処世術にも長けている。 |
後堂 恭一郎(ゴドウ キョウイチロウ)
生徒会副会長(会長代理)として手腕を発揮する、イケメン美女(!?) 愛称は「ゴドー先輩」。 父は歌人、母は武道の師範という家庭環境に育つが、恭一郎自身は家柄による先入観を嫌い、抗うように奇抜で独自性を持った人生を歩む事を意識する。 大河とは心からの親友で、失踪のショックを隠せない中現れた英理の言動に、戸惑いと憤りを隠せずにいる。 |
阿式 ルル(アジキ ルル)
月英学園の風紀を取り締まる。 学生組合・月兎(げっと)のリーダー。 浮世離れした雰囲気を漂わせており「個人の持つ可能性を引き出し、運命へと導く」と生徒達へふれ込む。 突飛な言動と奇跡のような力は、強いカリスマ性と言い様の無い不気味さを感じさせる。 |
麻生 明(アソウ メイ)
生徒会会計。 クールな物腰で、あらゆることを完璧にこなす。 しかし、それを決して驕らない振る舞いが、特に後輩の女生徒達に熱狂的な支持を得ている。 家庭環境が複雑で、妹への態度は同じ人物とは思えない程、態度が豹変することも? |
ファーストサーヴァント タナカ
ルル曰く 「実行力と信念。決して折れない精神を持った強さの象徴」 サーヴァントと称される彼等はルルに絶対の忠誠を誓い、彼女の理想の為に奔走する。 |
セカンドサーヴァント サトウ
タナカと双璧を為す(?)ルルの側近。 タナカとは正反対で見た目も中身も軽く、よくお仕置きをされている。 ルル曰く「寛大と公平。楽しさを忘れない余裕を持った優しさの象徴」 |